二日目は白山を登ります
4時前に起きて部屋の熱いシャワーを浴びて体を目覚めさせました。
昨日の残りのプロテイン・BCAA・クレアチンを飲みます。
BCAAはそれ自体がエネルギーに変わります。
クレアチンはマックスの力を出すときに使われます。
いつも食べている雪印の北海道カマンベールチーズを食べ、ミックスナッツをつまみながらMCTオイル入りのアイスコーヒーを飲みます。
登山中に飲むアイスコーヒーにもMCTオイルを入れてエネルギーの補給は完璧です。
どいちゅうは朝からカップラーメンとみたらし団子です。
市ノ瀬ビジターセンターへ
5時前にチェックアウトして車で市ノ瀬ビジターセンター駐車場へ向かいます。
7月10日以降の週から別当出合駐車場までマイカー規制になり、シャトルバスに乗らなければなりません。
シャトルバス運行時間
駐車場はめちゃくちゃ車が多く、第6駐車場に回されました。
その時点でちょっと萎えました。もっと早くホテルを出発する計画を立てなかった自分に後悔しました。
準備してバス停に向かいます。
シャトルバスは往復1600円です。
バス停にはざっと見て30人以上並んでいます。
ホームページに20分ごとにピストンしていると記載されていたので相当待たなければなりません。
待つのがかなり苦手な性格です。
どいちゅうと登山を諦めて川沿いのキャンプ場でバカンスでもして帰る?なんて冗談を言いながら待っているとシャトルバスがガンガン降りてきます。
全然20分間隔ではなくすぐに乗れました。
別当出合
別当出合でトイレを済ませ、登山スタートです 6:42
今回は別当出合から砂防新道コースで登り、下りは観光新道で降りるプランです。
いきなりの吊り橋で自分が高所が苦手なことに気づきました。
何人か歩いているので微妙に揺れてめっちゃ怖かったです。
朝早いので木陰は涼しく、傾斜も登山道もいい感じなので気持ちよく登山をスタートできました。
額が汗ばんできた頃に中飯場に着きました。7:19
ここでは数秒立ち止まっただけで先を急ぎます。
別当出合で写真を頼まれて撮ってあげたお洒落なマダム二人がいたので話しかけようかと思いましたが小心者なのでやめておきました。
この時点でいい感じに汗をかいてケトンエンジンがフル回転なのが自分でもわかりました。
頭はスッキリ冴え渡り、体も全く昨日の疲れが残っていません。
どこまででも登っていけそうなくらいエネルギーに満ち溢れ、こんな感覚になるのは初めてでした。
どいちゅうは登りより下りが筋肉痛で足が痛い!と言っていました。
恐らくストックを使っていなかったので足にモロにダメージを喰らっていたためだと思います。
ストックは2本持っていますが、1本は家に置いてきていました。1本どいちゅうに貸せば良かったなとこの時になって後悔しました。
木で作られた大きめのベンチがあったのでそこで休憩しました。
しかし休憩後に気づきましたが、すぐ上に甚之助避難小屋があったのでそこで休憩すべきでした。。8:33
2000mを超えたあたりから木陰もなくなり日差しが強くなります。
はるか上に黒ボコ岩らしき岩が少し見えます。
稜線をよく見ると観光新道が見え登っている登山者が米粒のような大きさで見えました。
昨日とは違い白山には湧き水が多く、あらゆるところから水が流れてきます。
景気もよく見えます。周りの山々が下に見えはるか向こうの山まで見渡せます。
黒ボコ岩
2320mの黒ボコ岩で観光新道と合流します。
みんな岩に登って記念写真です。
自分たちはチーズとナッツを食べて休憩して写真も撮らずに先を急ぎます。9:31
ここまで来ると室堂まであと0.9キロです。
白山室堂ビジターセンター
平坦な木道を進み、少し登ったら室堂ビジターセンターが突然現れました。
もっと上の方にあるのかと思っていたので嬉しいサプライズになりました。
トイレも大きく、綺麗で広くチップが必要でした。
生ビールも飲めるようで800円です。
10:05 2450m
建物を抜けた先にたくさんのベンチと机が設置されていたので一旦休憩することに。
そこから見える先に頂上らしき人だかりが微かに見えましたが、どいちゅうはあれはまだ頂上じゃないと否定します。
彼は何度も頂上詐欺にあったのでしょうか?毎回頂上を疑います。
室堂ビジターセンターに荷物をデポして頂上に向かう人も多いですが、自分たちは全部背負って頂上に向かいました。
頂上まであと300mほどなのに急に疲れを感じ足が進みません。
急いでも仕方ないのでゆっくり一歩ずつ進みます。
後ろを振り返ると室堂の向こう側に綺麗な別山の雄大な姿が目に入りました。
下から見えた人だかりはやはり頂上でした。
登頂
着いてしまったら一気に元気になるのはなぜ?まだまだいけそうな気になりました。
写真撮影を済ませ、邪魔にならないところでしばし景色を楽しみました。
御池巡りをしている人が遠くの方に見えます。
雪が溶けてできた小さな池はエメラルドグリーンでめちゃくちゃ綺麗でした。
近くに行って見たかったのですが、御池巡りをするとまあまあ遠回りになるので諦めて、下山します。11:09
下山開始
室堂の近くにあった雪渓がどんな感じなのか確かめたかったので一応踏みに行きました。
結構シャバシャバな雪でした。
室堂で一旦休憩して下山開始
黒ボコ岩からは観光新道を通って下山します。
この道のチョイスは口コミを見たほとんどの人がこのルートを通っていたので自分らもそれに従ったのですが、下るには結構怖い道でした。
ストックは片手に1本持っていましたが、ガレガレの石の上でバランスを崩して支えた時に折れてしまいました。
ここからは自分の足だけで降りることになります。
この険しい下りでストックがあるのとないのとでは全然違います。
石の上にサラサラの砂が乗っていたり、向こう側に傾斜していたりでめちゃくちゃ怖い。
道幅も狭く、道だと思って踏んだ草が凹みもうちょっとで転落してしまうところでした。
怪我したらせっかくの旅が台無しなので時間がかかってもいいので慎重に降りました。
12:50 2020m 殿ヶ池避難小屋
ここまでで全体の半分くらい降りてきたことになります。
YAMAPの表示を見ると別当出合に降りる手前に危険箇所があるとかいてます。
行ってみると確かに傾斜が急で降りるのが怖い道が結構続きます。
登りだとマシですが、ここを下るのはちょっと怖い。
手で岩や木を掴みながら慎重に下山しました。
別当出合
水の流れる音が聞こえてくるともう出発地点の別当出合です。
終わりが見えるとしんどかったことも忘れてまだまだ歩き続けたくなります。
なんとも言えないさみしい気持ちを抑えつつゴールすると、シャトルバスが今にも出発しそうな感じだったので車内で休憩することにしてそのままノンストップで乗り込みました。
市ノ瀬ビジターセンターに着くと満車だった駐車場は大半が空いていました。
着替えもせず車に乗り込みスーパー銭湯を目指します。
勝山天然温泉水芭蕉へ
計画段階で行くと決めていた勝山天然温泉水芭蕉へ向かいます。
2020年12月にリニューアルオープンしたということでサイトを見るとかなりキレイで楽しそうな感じでしたが、実際に行ってみると普通のスーパー銭湯でした。
水風呂で下半身を冷やしアイシングをします。
そして温泉で温めて血行を良くして疲れを流すのを数回繰り返しました。
お風呂上がりにお土産をそこで買って大阪へ
荒島岳・白山一泊二日登山の旅を振り返って
2日とも天気が良すぎるくらい良くて最高に楽しい登山旅行になりました。
一日目の昼食を買えなかったことや二日目の駐車場とバスがめちゃくちゃ混んでることなど、計画段階では予想していなかったことが次々に起こったので今後の計画での下調べをもっと詳しくやる必要があることを思い知らされました。
自宅から近い順番に百名山の計画を立てているだけで白山がどんな山とか深く調査せずに登ったので、山頂の綺麗な景色を見たときは正直驚きました。
次回はどこの山登りましょうか?
なるべく一泊二日で2座百名山を登りたいので御嶽山とどこかの山を登りたい。
もしくは土曜日の朝に飛行機で鹿児島へ移動して鹿児島の日帰りで登れる山を2座一泊二日で登るか。
次回お楽しみに!いつになるかわかりませんが・・・