新大阪駅から花の湯までは前編をご確認ください。
7月20日9:15ごろ富士宮ルート五合目スタート
当日は生憎の雨でしたのでカッパを着てスタート。
写真右のテントで富士山保全協力金1000円を払うとバッチがもらえます。
登り始めてすぐにある看板。標高2400mからスタートですので1400m弱登れば頂上です。
10分ほど登ればもう六合目 雲海荘
500mlのポカリや水は300円。
中段・下段の小さいサイズは250円でした。上に上がるに連れて値段は上がっていきます。
九合目の自動販売機は400円でした。
トイレは有料で200円かかるので小銭はたくさん用意する必要があります。
わたしは登りだけで3回有料トイレを利用しました。
箱に小銭を入れるタイプや、スタッフが常駐しているところもあります。
標高3000mを超えると頭がクラクラしてきました。
3人のメンバーで富士山登った事があるのはわたしだけ。そして3000m以上の山に登ったことがあるのもわたしだけでしたので、高山病には気をつけて登りました。
一人で富士山の吉田ルートに登った時、登りではなんともなかったのですが、下りでダッシュした時に頭が痛くて吐き気がして五合目までフラフラで降りてきた経験があったのです。
それを踏まえて、なるべく息が切れないペースでゆっくり登りながら休憩もたくさん取りました。
それでも3000mを超えたところから少し頭がクラクラしてきました。
1m先にあるローソクの火を消すように、フーっと息を吐くようにとバスの車内で教えてもらったので実践しました。
登り始めは霧雨、登るにつれて徐々に本格的な雨になってきたので身体も芯から冷えました。
バンダナにもなるノースフェイスで買った
この布をネックウォーマーとして顔を覆っていたので寒さを防げました。
下りの砂埃が上がった時にマスク代わりに使うつもりがこんなにも役に立つなんて!
一枚持っているといろいろ使えて重宝します。
八合目 12:40 池田館
登り始めから上の方に見える白くて四角い建物は八合目の富士山診療所でした。
下から見たらその建物付近が頂上なのかな?と思ってましたが、八合目だと知ってちょっとショックを受けます。
そして八合目までくると富士宮ルートの頂上らしく鳥居が見えます。
しかしそこからが辛くてなかなか進まない。焦らず一歩ずつ歩を進めます。
トイレは有料200円。
ニオイは覚悟して入りましたが、覚悟するほど臭くない!
バイオトイレすごい!
なぞの穴に石が置かれていました。
なぞの柱に硬貨が刺さっていました。
一人がやり始めてみんなが真似した的なやつかな?
九合目 13:50 万年雪山荘
雨が降っているので中に入って温まりたいのですが、焼印をしてもらうわけでもなく宿泊をするわけでもなく、何も買わないので、入り口付近の屋根があるところでひっそりと休憩しました。
気温7℃。
100m高度が上がると気温は0.6℃下がります。
1m風が吹けば体感温度は1℃下がります。
雨が降って濡れた身体で風が吹けばめちゃくちゃ寒い!
前回登った富士山の吉田ルートの時は短パンに半袖で登り、頂上付近で上に一枚ウインドブレーカーを羽織りました。
今回もそれくらいの装備で行けるかと思いましたが、数日前にツイッターで富士宮ルートの頂上付近の早朝の画像を確認すると、少し雪が降っていました。
それを見てメンバーにライトダウンを持ってくるように連絡しました。
緊急時に着る用に持ってきたライトダウンでしたが、九合目でカッパの下に着ました。
ライトダウンがなかったら頂上までたどり着いてなかったかも。。
九合五勺 胸突山荘 14:30
ここまでくれば富士宮ルートの頂上はあと少し。
視界に頂上が入っても足が重いので数歩登って少し止まるの繰り返しになります。
ガスってきて景色が何も見えません。
富士宮口山頂 浅間大社奥宮前 15:30
中でおみくじを引きました。吉でした。
ちなみにこの中で飲食はできません。
富士宮口山頂からお鉢巡りをして剣ヶ峰まで行くにはさらに1時間以上かかります。
五合目を出る最終バスは19時に出てしまいます。
あと3時間半しかありません。
標準所要時間で下山は4時間弱かかります。
バスを諦めてタクシーに乗るつもりで剣ヶ峰まで行くか、このまま急いで降りるか。
三人で悩みましたが、このまま下山することを選択しました。
15:40 下山開始
標高が下がるほどに霧が晴れて景色がよく見えるようになっていきました。
浮石に注意しながら下ります。
雨で濡れているので何度も滑りました。
富士宮新五合目 19:00
五合目にギリギリ19:00に着きました。
最後にダッシュしたせいで高山病になってしまいました。
ツアーのバスが迎えに来てくれるのかと思って待ちましたが、一向に来ません。
タクシーの運転手や警備の方に聞いてまわるとどうやら奥の階段を降りたところに富士宮静岡バスのバス停があり、各自ローカルの路線バスで花の湯まで行くスケジュールになっていたようです。
↓行程表にちゃんと書いてありました。よく読んでないと間違えが起こります。
高山病の状態でローカルのバスに乗るのはキツかった。
五合目から花の湯までの静岡バスは一般的なローカルバスです。そのバスで山道を下って行きます。
高山病で頭ガンガン、吐き気がしている状態でそのバスに乗ったので地獄でした。
乗った瞬間に袋を用意していつ吐いてもいい状態で目をつむって耐えました。
往路の夜行バスで睡眠不足なのもあっていつの間にか寝ていたので吐くこともなく花の湯まで無事到着。
花の湯着 20時過ぎ
このツアーには二日目の朝食バイキング、お昼のお弁当(パン2つ、お茶、ゆで卵など)、晩御飯がついています。
晩御飯はバイキングですが、メインのおかずはオーダー式でした。そのラストオーダーが21時。
お風呂に入ったのが20時半だったのでゆっくり温泉に浸かる時間がありませんでした。
復路のバス出発は23時過ぎ。
それまでは晩御飯食べたり、食べてからもう一度温泉に入ったり、お土産を買ったりできます。
花の湯には無料で使えるマッサージチェアがたくさんあるので、マッサージしながらバスを待ちました。
マッサージしている時にサンシャインツアーからスマホに「23時に花の湯の駐車場付近で待つように」と電話がありました。
ちなみにマッサージチェアの近くにスマホの充電ステーションがありました。
温泉に入っておいしいご飯を食べてマッサージしながらバスを待てるのって最高!
7月20日 23:00 花の湯出発 大阪へ
帰りは2000円アップして3列シートにしました。
わたしの席は3列シートの真ん中の一番後ろでした。
後ろの4列シートと少しスペースが空いていたので座席を思いっきり倒すことができました。
ブランケットもついていました。
7月21日 6時過ぎ 新大阪着
3列シートのおかげでゆったりくつろぐことができました。
爆睡して起きたら新大阪着。
帰りはせっかくなので新しく開業した、おおさか東線に乗って帰宅しました。
朝8時過ぎに自宅についたので子供たちのサッカーの練習に付きそうことができました。
【富士山富士宮ルート】雨の富士山登山は寒さと高山病との戦いでした。のまとめ
サンシャインツアーを利用して、関西から「夜行日帰りたっぷり一日満喫富士登山・富士宮ルート夜発3日間フリープラン&昼登山」を選択すると、金曜日の夜に夜行バスで出発して日曜の早朝に帰ってこれます。
帰ってきてから日曜日の家族サービスができます。
・狭い山小屋で知らない人と同じ布団で仮眠をしたくない人
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